17年前に建てた家

17年前に建てた家ということですが、駿河工房で建てられた理由をお教え下さい。

埼玉に10年位住んでいましたが、その頃にOMソーラーを知りました。実際に住宅展示場のようなところでOMソーラーを体験して、家を建てるならOMソーラーを付けたいなと思いました。
清水に帰ってきてマイホームセンターも見に行ったのですが、「これ」と思える家がありませんでした。当時、清水でOMソーラーを扱っているのが、駿河工房さんとあともう1社だけでした。
ちょうどそのころ駿河工房さんの完成見学会の折込チラシが入りまして、見に行きました。
そこで、「これであれば、自分が求めているものに合っているのかな」と感じましたね。
駿河工房さんの営業さんがゴリ押ししてこないんですね。そこも気に入りました。
家も気に入り、営業さんも気に入り、ということだったんです。
土地はありましたから、営業さんに土地を見せて、そこから駿河工房さんとのお付き合いが始まったということです。
まず、「OMソーラーで建てたいんだ」というお話をして、雑誌をお見せしながら「こんな家を建てたいんだ」とお伝えました。サンルームのある家でしたね。
以前は社宅に住んでいたんですが、古い建物で漆喰も使っていました。
そんなこともあり、できたら漆喰も使いたいなと考えていました。
無理かなとは思いましたが、「できますよ」と仰っていただきまして。


他のハウスメーカーさんの家も見られたと思うのですが、違いましたか?

(ご主人)
言葉で表現するのは難しいですが…。

(奥様)
「これは」と思えるものがなかったというのか…。似たり寄ったりという印象しか受けませんでした。決め手に欠けたんですね。主人は単身で清水に帰ってきていたので、完成見学会には主人一人で行っていましたね。

ご主人が注文住宅で家を建てることを希望されていたようですが…。

(奥様)
プラモデルを組み立てるような楽しみがあったようですよ。子どもの遊びの延長のようなところで楽しんでいたんじゃないでしょうか。

OMソーラーが全国版のチラシなどを展開していた頃ですね。

(奥様)
たぶん、新聞などで宣伝し始めた頃だったと思います。主人が職場の人に「こんなのあるけど、どう思う?」みたいな話をしたことを覚えています。
職場の先輩もOMソーラーのチラシを見せてくれたとも言っていましたね。

ご主人はどんなお仕事をされているんでしょうか?

(ご主人)
石油関係です。組織改編で転勤になりました。埼玉に研究所があり、そこへ家族で転勤しました。その後、清水に帰ってくることになりまして、その時には土地がありましたから、家を建てたいと思いまして…。
OMソーラー関係で探したら当時2件のOMソーラー取扱いの会社を見つけました。
沢山の住宅会社を比較して絞り込むのは大変だったかもしれませんが、最初から「OMソーラーで」という希望がありましたから、選択肢は2社だけだったんです。

OMソーラーに惚れ込んだのは、ご主人が最初ですか?

(奥様)
主人からOMソーラーの折込チラシを見せられました。
「こんなのがあるんだね」という感じでした。かといって、自分では特別調べたり研究したりはしなかったよね。

(ご主人)
石油会社にはいるんですが、石油を使わずに床が暖かいのはいいなと思いました。
体にもいいんじゃないかとも…。埼玉にいるときにも完成見学会があって体験はしてきました。埼玉は静岡よりも寒いですからね。それでも「あたたかい家だな」と感じました。

完成見学会でピンときた、という感じですね。

(ご主人)
そうですね。駿河工房さんのOMソーラーの家も何軒か見ましたね。

駿河工房さんに決めよう、という部分はすんなり行きましたか?

(ご主人)
他にも住宅会社は見ましたが、駿河工房さんと接触する中で「ここがいい」と思えたんです。

(奥様)
素直なので、声を掛けられたら「こちらでいい」と決めるタイプかもしれませんね。

直感を信じたんですね。それまでは社宅にお住まいだったと伺いましたが。

(ご主人)
清水では木造の一戸建てでした。埼玉ではアパート住まいでした。アパートは小ぢんまりとはしているんですがやっぱり便利な造りではありました。

(奥様)
アパートは鍵ひとつで出かけられますからね。「あそこの鍵はかけたかな」なんて慌てなくて済みますし。

家を建てるなら木造住宅で、というご希望はありましたか?

(奥様)
そうでもないです。アパートも経験していましたから、鉄筋コンクリートもいいなとも思っていましたがお値段が…。雑誌なんかでいろいろ見ていると、「鉄筋コンクリートもいい、鉄筋と木の組み合わせもいい」なんて思っていても、お値段を見ると…。

駿河工房とのやり取りの中で、印象的なエピソードはありますか?

(奥様)
こちらから要望を伝えると、毎回それ以上の提案をして下さいましたね。

こだわりのサンルームもありますね。キッチンもオリジナルと聞いています。

(奥様)
オリジナルでつくっていただいたキッチンはとても気に入っています。さすがに3人はいると狭いですが…。とても使いやすいですよ。駿河工房さんにオリジナルで作っていただいたんです。17年一緒ですからとても愛着がありますね。


吹き抜けもありますが、吹き抜けは駿河工房さんに提案していただきました。
真鍮のドアノブなんかも考えて頂きましたよ。

いろんな提案を聞く度に「ああ、それいいな」と思ったんです。
豪華な照明はいらないけど壁を漆喰にしたいとか、木を使いたいとか、そういう要望は叶えて頂きました。

ヒノキはフシが抜け落ちるからダメとかも教えて下さって。そんないい木は使わなくても…と言ったんですが、今ではいい色になりました。傷もついたけれど。

ーサンルームがあるお宅もなかなかないですよね。

(奥様)
サンルームは主人がこだわりましたね。雑誌を見て気に入ったようです。
当時、全国的に売れっ子の設計士さんが手がけたサンルームを再現したいと話していました。
あの頃は雑誌でも家関係の記事や写真をよく見ていました。楽しかったですね。

ー当時、お子さんはおいくつでしたか?

(ご主人)
二十歳くらいでしたね。駿河工房さんに家づくりの相談をしている段階では同居するとは決まっていませんでしたが、最終的には一緒に住むことになりました。
家ができてから「どうする?」と聞いたら、「一緒に住む」ってなったんです。今は結婚して外に出ています。

ー家を建てて17年経ちますが、いかがでしょうか?

(奥様)
私たちも年齢を重ねましたもので、手入れが大変と感じる部分が出てきました。
吹き抜けの窓の掃除なども年に一度しかしませんが、外に出てやらないとならないですし。

(奥様)
キャットウォークもありますが、横歩きしないとだめですもんね。作った頃はまだよかったんですけれど、今は、毎年暮れになると「うーん」と…。うちはみんな体が大きいもんですから、ドアを2メーターにしてもらったんです。そのためか、家じゅうの丈が高いんですよね。

(駿河工房・今井)
実は、このお宅は全部が…洗面器も流し台もトイレも既製品ではないんです。一品ものなんですよね。

ー品モノを作っている堀商店という会社があるんですが、そこの商品も取り入れていますよね。
堀商店は真鍮製品の老舗でして決して量産はしませんからね。

それらは、お二人のご要望というよりは駿河工房からの提案だったのですか。

(奥様)
そうです。設計士さんの提案です。そこまで私たちは知りませんでしたから。鍵を落とした時やもう1本欲しい時は、堀商店さんから取り寄せたこともありました。

実はこだわりの品物だったんですね。

(奥様)
この辺りのコーディネートは駿河工房さんお任せでしたけれど、「理想的」だなと思いました。真鍮のものは好きでしたから。

家が完成したときはどんなことをお話になりましたか?

(奥様)
主人は、プラモデルが完成したらぼーっとしちゃったという感じでしたでしょうか(笑)。「こんなにご主人の方が熱心なご家庭はなかなかありません」と打合せの時に言われました。

(ご主人)
交代勤務だったので、昼間が空いていることもありましたから。
そういうご家庭は少ないかもしれませんね。夫婦二人で相談に行くなんて、うるさい客だったかもしれません。図面なんかも何枚も書いてくださって。こんなにしてくださるのかと。

17年経ってOMソーラーの効き目はいかがでしょうか?

(奥様)
今日は陽が出ていませんからちょっと寒いかもしれませんね。

陽が入る日とそうでない日は、やっぱり違うのですね。

(ご主人)
全然違いますね。陽が入る日は夜まで暖かいです。お正月にストーブをちょっと使ったくらいでしたか…。

夏場エアコンは使われますか?

(奥様)
夏は使います。でも、冬場、ストーブはほとんど使いません。本当に寒い日くらいしか。今年はあまり使ってないですね。2階も冬場は使いません。

冬場はOMソーラーの力を実感されるんですね。

(奥様)
曇りの日に使えるように、貯金ができればいいなと思うんですが…。

ご友人が晴れの日に来られたりすると「あたたかい家だね」とおっしゃったりしませんか?

(奥様)
わざわざこちらから「暖房は入れていません」などとは言わないですしね。
「この穴※はなに?」と聞かれれば答えるでしょうし、サンルームがあったかいんだろう位に思っているんじゃないでしょうか。
もちろん聞かれる方にはOMソーラーのことをご説明しますから、「夕方になってもあたたかい家だね」とはおっしゃいますね。

※OMソーラーのあたたかい空気が出る排気口のこと。

自然なあたたかさ、ということなのかもしれませんね。

(奥様)
今はOMソーラーも、もっと進んでいるのでしょうか?

(駿河工房・今井)
今ではOMソーラーと太陽光発電システムとのハイブリッドになっているクワトロソーラーというのもあります。
季節ごとのダンパーの切り替え※もオートでできます。
また、モニターがあって、温熱環境、省エネ率等がいつでも数字で見れるようにもなっていますね。
※OMソーラーは当初、夏冬の手動切り替えダンパー式で、季節の変わり目に小屋裏にもぐりこみ「ガチャン」と切り替える仕組みでした。

メンテナンス面ではいかがですか?OMソーラーが壊れた、もしくは効果を感じづらくなったなど…。

それは一切ありませんね。

OMソーラーはどれくらいもつんでしょうか?

(駿河工房・今井)
機械的な面ではやはり10年くらいでメンテナンスが必要になりますね。

(奥様)
OMソーラーの機械で不具合が最初に出る部分はどこですか?

(駿河工房・今井)
動く所が壊れます。ダンパーですね。
でも、住まわれている人が気づいていないケースもあります。

(ご主人)
うちは17年経ってもOMソーラーは効いていますよ。

(奥様)
床のところから温かい空気が出てくるところがあるんですよ。今もきちんとあたたかい空気が出てきますよ。

OMソーラーは、夏には排気機能があると思うんですが、今はもっと進んでいますか?

(駿河工房・今井)
この家の頃は、どちらかというと冬に暖かく過ごすということを中心に考えていたと思います。

(奥様)
その頃は冬を暖かくということが中心だったんですね。そのためなのか、夏もうちょっと涼しいといいかな、とは思いますね。

(駿河工房・今井)
当時は、天井を高くすると熱い空気は上に上り、下にまで影響がないとしていましたから。
今もそうですが、常に改良を重ねています。
暑いのは熱の問題だけでなく湿気も関係していますから、湿気に対する対策も今は当時よりも進んでいますね。
あとは、サンルームがあるのも影響しているかもしれませんね。

(ご主人)
だから、夏場はサンルームのカーテンを閉めてしまうんです。

(駿河工房・今井)
実は、サンルームをつくることに社内は大反対だったんです。

(奥様)
そうだったんですか。その時は一言も聞いていなかったですね。

(駿河工房・今井)
駿河工房は断熱にも早い段階から取り組んでいたんですが、本当はサンルームをつくった壁のところで熱を遮断しなくてはならないんです。
この家は断熱していないので太陽の熱が直接入って来てしまうんですね。
こちらから断熱のご提案はしたのですが、佐々木さんにはサンルームをつくるという確固たる信念がありましたから。
あまり暑い寒いを感じないようにと思っていたのですが、こういう言い方は失礼ですが、こちらも折れてサンルームを付けたんでした。

(奥様)
社内では喧々諤々されていたんですね。すみません。

(駿河工房・今井)
こちらも相当考えました。そういう意味でもとてもいいお客さんに巡り合えました。

17年経っている家とは思えないくらいきれいです。納得して建てた家だからこそきれいに住まわれているんでしょうね。

(ご主人)
そうでしょうか。ワックスなんかもかけていないような…。

(奥様)
特になにもしていないんですよ。でも、陽が当たるところは傷みますね。OMソーラーとサンルームは、真っ向から違うものだったんですね。

家自体の不具合などはありませんか?

(ご主人)
外壁の塗装はリフォームしてもらいました。

(駿河工房・今井)
外壁も昔の塗料の方が長持ちしますね。この家は長持ちですよね。他のお宅で25年前にガルバリウムを外壁に張ったことがあるんですが、いまだに大丈夫です。
今のガルバリウム鋼板は10年でダメになりますね。また、浄化槽の上の部分は傷みます。浄化槽から上がる気体でガルバリウムの切り口から腐食するんです。
ガルバリウム鋼板でも10年に1度は塗装し直した方がいいですよ。今は外壁にチタンという選択肢もありますが、その頃はガルバリウムがいいとされていました。

(ご主人)
サンルームを作ったころは「あまりもたないですよ」と聞かされていましたが、17年もってくれていますね。天気の良い時は外に洗濯物を干しますが、天気が悪い日はサンルームに干しますね。

ー駿河工房さんのお仕事がしっかりしていたということですね。
結露はありませんか?

(ご主人)
ありませんね。

(奥様)
結露がないのはガラスが2枚ガラスになっているのも影響しているかもしれませんね。

(駿河工房・今井)
当時はまだ2枚ガラスがなかったので、オリジナルで作りましたね。